あらすじ
北海道に転勤してきた千春は、残業に疲れ切って帰宅する途中、弁当屋「くま弁」にたどり着き、店員ユウの作る弁当に心奪われる。やがてユウの作る弁当は、人の望みを叶える「魔法の弁当」として有名になっていくが……?
札幌の豊水すすきの駅近くにある弁当屋さんを舞台にしたキャラ文芸です。豊水すすきの駅は南北線のすすきの駅とはちょっと雰囲気が違うというか、学校があったり寺があったり割と不思議な場所です。実際にこんな店があればという感想をちょこちょこいただきます。私も近所に欲しい……通って買い支えしたい……。
(今のところ)全八巻+宅配篇全四巻。
「お客様のためだけに、お作りいたしますよ」(ユウ)
既刊
- 本編
- 弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま
- 弁当屋さんのおもてなし 海薫るホッケフライと思い出ソース
- 弁当屋さんのおもてなし ほっこり肉じゃがと母の味
- 弁当屋さんのおもてなし 甘やかおせちと年越しの願い
- 弁当屋さんのおもてなし まかないちらしと春待ちの君
- 弁当屋さんのおもてなし 夢に続くコロッケ弁当
- 弁当屋さんのおもてなし 新米夫婦と羽ばたくお子様ランチ
- 弁当屋さんのおもてなし 巡り逢う北の大地と爽やか子メロン
- 番外編
- 弁当屋さんのおもてなし 宅配篇1~4
- コミカライズ
- 弁当屋さんのおもてなし 1~2(コミックウォーカーにてweb連載中)
執筆当時の思い出
本編を六巻まで書いたところで一区切り付けたのですが、コミカライズに伴って主人公を替えて四冊出していただき、ドラマ化に伴ってまた本編二冊書かせていただいた幸運なシリーズです。機会があればまた書きたいです。
北海道の美味しいものを紹介するぞという気持ちで書き始めたのですが、書いている私も遠隔地(関東→中東→関東)にいたり季節がずれていたりしてなかなか実際に食べられないものもあり、なんとかあの手この手で食材を取り寄せて作ったり、過去の記憶を掘り起こしたりして書いていました。
黒川さんとか桂君とかがお気に入りで、桂君と榎木さんがメインの話はちょっとホラー風味の話になるようにしています(シリーズの外でこの二人のちゃんとしたホラーは書いてみたい)。