あらすじ
元気で無鉄砲な女の子リティーヤは魔術師見習い。彼女の指導教官であるヤムセは大の甘党で変人。魔術師組織【学園】に所属する二人が、寒冷化しつつある世界の謎を解くべく、トラブルに首を突っ込んだりトラブルを起こしたりするドタバタコメディ……が、気が付くと世界の命運をかけた戦いに?
短編集含め全十巻。
既刊
- 本編
- 光炎のウィザード はじまりは威風堂々
- 光炎のウィザード 再会は危機一髪
- 光炎のウィザード 追憶は五里霧中
- 光炎のウィザード 想いは未来永劫
- 光炎のウィザード 恋は電光石火
- 光炎のウィザード 愛は完全無欠
- 光炎のウィザード 選択は唯一無二
- 光炎のウィザード 運命は千変万化
- 光炎のウィザード 未来は百花繚乱
- 短編集
- 光炎のウィザード 魔法学園は年中無休
- 文庫未収録作品(公開予定はありません)
- 「妹の指導教官」(ザ・ビーンズ VOL.12)
- 「動物寓話を囁いて」(ザ・ビーンズ VOL.13)
執筆当時の思い出(ネタバレあり)
幾らかエンターテイメントになるだろうと思いコミカルにしてみたものの、中盤以降はどす黒いところがチラチラと出ていました。
北国育ちなので雪や寒さについて書くことができて嬉しかったです。というか、ほぼそういった描写を入れるために「寒冷化」という設定を入れたような気もします。
たくさんのキャラクターのぐちゃっとした人間関係を書くのが好きで、特に、ヴォルドとかバドとか、おっさんキャラに力を入れてしまいました。
鉄道あり、電報あり、電話なし。魔法が存在しているので技術の進歩にも影響あると思います。
「その後」の話プレゼントのために、南方大陸の設定とか、エンディング後の年譜とかも(三年分だけですが)考えました。データ整理できたら年譜くらいは公開してみたいです。(※「その後」の話の方は配布を終了しております)
最終巻の最後のイラストは今見返しても変な声が出ます。
——二度も手放せるか、こんなもん。(ヤムセ)
ちなみに最初期の没プロットではヤムセはもっと暴力的で、リティーヤもクールで頭の良い女の子だったので、今よりずっと殺伐とした関係でした。おまけにユローナはリティーヤの実母で(!!)、娘と弟子を捨てて【学園】を出奔していました。コミカル路線にしてよかったと思います!