あらすじ
『龍の王女』続編。異世界から返還された王家の至宝【遠見の書】は、なんと少女の姿をしていた。王子ルーファは王から彼女の監視を命じられ、徐々に親しく接するようになるが、やがて彼女は王国を揺るがす内乱の種となり……
全一巻。
「ええ。いつか気を変えるかもしれない。でも、それは今すぐとは限らない。何百年も経って、うちの国が滅んだ後かもしれない。相手は人間の一生をひと瞬き、なんて形容する龍ですよ。僕らとは何もかもが違うんです。なのに僕らはすべてを僕らの尺度でしか測ってこなかったんです」(ルーファ)
既刊
- 本編
- 龍の玉座
- 文庫未収録作品(電子書籍化されています)
- 「ザ・スリーピング・ワールド 龍の海」
- 「ザ・スリーピング・ワールド 龍の絵本」
執筆後思うこと
色々ありましたが弟の方が姉の方よりはハッピーエンドだと思います。
『龍』はどちらも異文化コミュニケーション的なものがテーマでした。『龍の王女』はシオロとアルマリノ、『龍の玉座』は人と龍。今思うともっとラブコメっぽい書き方もできた気がします。
ルーファは考え事や悩み事がある時は素振りや筋トレをするような体育会系知性派です。そういえば男性主人公ってルーファ以降書いてませんね。