あらすじ
武に優れた王女クレシャナは、弟王子のルーファとともに異世界に放り出され、自分を裏切ったかつての婚約者・ガリオンへの復讐を誓う。気候も文化も異なる二つの世界だが、ただ一つ、龍という共通点があって……?
全一巻。
「………………あの予言書は、たった一つ見えない未来があるのだと、昔サザが言っていた」(クレシャナ)
既刊
- 龍の王女
執筆当時の思い出
「女の子に受け入れられる女性キャラ」「派手」辺りを意識して書きました。
もうちょっと文化の相違とか、クレシャナの苦労とかも書きたかったのですが、そうしていたらスピード感は死んでいたと思うので難しいところ。復讐という重いテーマでしたが、ラストは爽快感のあるものを目指しました。
クレシャナ主人公の続編を書こうとしたのですがどうにも話ができず、続編はルーファ主人公となりました。
ちなみにその没プロットでは、ウルベルフが借金のせいで奴隷に落とされていました。正直、ここだけは採用してもよかったんじゃないかと思っています。